敗血症は感染部位ごとに予後が違う?

敗血症は重症度スコアが同じでも感染部位ごとに臓器障害のパターンや死亡率が違う

敗血症は感染に対する宿主(人)の免疫応答に異常を来す感染臓器障害症候群とされ、一つの疾患のように扱われています。しかし、本研究で示したように敗血症患者は感染部位によって予後や臓器障害に大きな違いがありました。今後は臓器ごとのサブタイプによって治療や対応の方法をテーラーメードしても良いのではないでしょうか?ガイドラインのみに沿った一律の医療を見直し、Precision Medicineへ向かう足掛かりになれば良いと考えます。Precision Medicineと自己流の違いを伝えていく事が重要になってくると思われます。

Variations in infection sites and mortality rates among patients in intensive care units with severe sepsis and septic shock in Japan
Abe T, et al: Journal of Intensive Care 7:28, 2019

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